DDD Allianceの「第3回 実践的ドメイン駆動設計ワークショップ(1日目)」に参加しました。
下記のワークショップに参加してきました。
私がこのワークショップで磨かれたと思う技術は、
システムを特徴づける概念を浮き彫りにする
ということでした。
そのためにやったことは、
- 要約する
- 具体化する
という訓練でした。
これから意識しようと思ったことは、
- 要約するときは、抽象的な概念で網羅的に短く述べるのではなく、重視する具体的な概念を端的に短く述べる(要約は概要ではない)
- 要約を文章として表現したときに、 違和感無く伝わりやすい言葉遣い かどうかにこだわる
- システムで 重視しない要素を明示的かつ徹底的に取り除いた結果 として、 本当に重視する部分が残る
ということです。
面白かったことは、要約するときに重視することを明らかにするという発想は自然に意識できても、 重視しないことを明らかにする という発想は意識的に行う必要性を感じたことでした。コインの裏表ではあるのですが、意外とできないなというのが率直な感想でした。
印象に残ったことは、「抽象化するという表現は曖昧なので、簡素化するという表現を使うようにしている」という主旨の、講師である増田さんの発言でした。 ドメインが何であるかを伝える継続的な努力こそがドメイン駆動設計の核心、という考え方の具体的な表れだと感じました。
全体6時間で途中休憩は合わせて15分と、脳みそが回転しっぱなしのワークショップでした。 最初のワークは現代文の試験を受けているかのような気分になりました。
ブログ記事にでも書いて振り返らないと、せっかくの気づきを忘れるという危機感から殴り書きましたが、書き起こしきれない気づきがまだたくさんありました。 来週の2日目が楽しみです。