JAWS DAYS 2016 に参加したらKindleを頂いた話
2016年3月12日にクラウドサービス最大手AWSの日本コミュニティであるJAWS主催イベント JAWS DAYS 2016 | Move Up the Next Cloud に参加してきました。私にとってJAWSのイベント参加は初めてになります。 開場から懇親会終了まで居たのですが、
など、話題が多岐に渡っていて色々な刺激になりました。
2016年10月から12月の間に開催予定のJAWS FESTA 東海道では何らかの形でお手伝いしようと思うくらい、楽しいイベントであり、良いコミュニティでした。
「ブログを書くまでが勉強会」とのことだったので書いてみます。
内容について
セッション毎の詳細なレポートではなく、個人的にこのイベントを象徴するキーワードを軸に感想を書きます。 キーワードは
- 透明性
- コミュニティ
- お祭り
の3つです。
透明性
まず、透明性について。透明性とは、第三者に対して対象についての情報が理解できるよう形式化されていて、かつ、自由に確認できる状態にある、という性質です。
振り返ってみて面白いと感じたのは、異なるセッションにおいて透明性がもたらす恩恵が言及されていたことです。
- コミュニティの透明性を高めることは、参加への不安感を減らすだけではなく、大小様々な貢献の仕方があることに気付きやすくします。
- サービス構成の透明性を高めることは、サービスが何に責任を持つ必要があるかを具体的にするだけではなく、サービス周辺が担う必要がある責任も明らかにします。
- リスク管理体制の透明性を高めることは、セキュリティ対策の過不足を明らかにするだけではなく、関係先による周辺防御を促します。
- 自分のスキルの透明性を高めることは、専門性の差別化に繋がるだけではなく、その専門性を必要とする課題解決との接触機会を増やします。
透明性の恩恵は共有することで初めて生じます。しかし、共有のプロセスは単純ではありません。 共有には公開が、公開には可視化が、可視化には分析が、分析には記録が、記録には計測が、計測には指標定義が、指標定義には目的決定が必要です。 及川さんのセッションで紹介されていたGoogleが掲げる行動指針の1つ "Share everything you can." は、この一連のプロセスを促すことなのかなと思いました。
この記事を書いている間にも感じていますが、ブログを書くという目的を持ってイベントに参加していると、記憶の残り方や参加姿勢が自分で実感するくらい変わります。 これは成長につながる変化を促すように感じるので、継続しようと思います。
コミュニティ
続いて、コミュニティについて。 キーノートでコミュニティと業界団体の違いという話がありました。 ざっくりですが、
形式 | 活動主体 | 関心 | 目的 |
---|---|---|---|
コミュニティ | 技術者 | 方法 | 楽しみながら貢献すること |
業界団体 | 営業 | 機会 | ビジネスを拡大すること |
という内容でした。 個人的には、あるコミュニティが業界団体としての性質を全く持たないということは無く、その逆も然りだと思います。
また、ひとりだけで勉強するよりも、誰かを巻き込んだ方が良い、という話がありました。 コミュニティは(会社とは異なる枠で)集合知を育み、個人では到達し得ない水準に至る、という主旨だと思いますが、これはその通りだなと感じました。 「参加者のあなたも既にこのコミュニティの一員です」というメッセージの巻き込み力はすごかったです。
お祭り
最後に、お祭りについて。 JAWS DAYSは年1回の全国的イベントで日本各地から人が来ており、今回は参加者が1000人を超え、運営スタッフも100人規模とのことでした。 スタッフの方の「参加者と一緒に楽しみたい → 楽しむために盛り上げたい」という熱意が伝わってきました。
地味に良かった点を列挙します。
- お弁当が美味しかったです。仕出し元の会社名を忘れたのが悔しいです。
- 音声レシーバーのおかげで、別セッションとの遮音性が不足気味な会場設営でも問題なく登壇者の方の声が聞こえました。
- 色々なセッションやブースがあり、どこに行くか選ぶのが楽しかったです。
- 参加料が安かったです。お弁当とビールとレシーバーその他の実費としても1000円なら元が取れます。(主催者の方は無料にしたいと仰っていましたが。)
- Twitterのハッシュタグ #jawsdays で他のセッションの状況が何となくでも分かりました。
懇親会では、Twitterでの顔抜き写真拡散キャンペーンの景品がスタッフに当たってしまい、当選したスタッフが景品の1つであるTシャツを投げてキャッチした人にプレゼントするという一幕がありました。 私は幸運にも一等のKindle Fire HD6とTシャツと頂きました。 ぶっちゃけると、これが無かったら記事を書き切ることに関しては熱量が持ちませんでした。記事公開が少しでもお返しになればと思います。